高校3年生になると大学進学について、いよいよ具体的に考えなければならなくなります。
大学進学にかかる費用に奨学金を借りようと思っていても、
何もかもが初めてだといつどこで申し込みをするのかわかりませんよね。
周囲の上の子がいるママ友に聞いても「説明会があるからそれに参加すればわかるわよ。」
と軽く流され、モヤモヤしている方も多いのでは?
説明会があることがわかっても、じゃあその説明会はいつあるのでしょう?
その説明会には絶対参加しなければいけないのでしょうか?
もし忘れたり行かなかったりしたらどうなるのかについて調べました。
奨学金の説明会はいつ頃あるの?
高校の奨学金の説明会は各高校によるため、一概に○月○日と決められているわけではありません。
ただ時期としては5月頃に行われることが多いようです。
大学進学については子供本人も真剣に考えているとは思いますが、それはきっと
自分の学力で進学することが出来るのか?
行きたい大学へ行くにはどれくらい学力を上げればよいのか?
など「受験のため」に必要な勉強についてでしょう。
なので親としては勉強に集中してもらうために、
勉強以外の部分で協力してあげたいですよね。
行きたい大学の入学金は?
年間にかかる授業料はいくら?
自宅から通えない場合の一人暮らしにかかる費用にはどんなものがあり、
月いくらくらいかかる?
そう考えていくと、月に数万円の奨学金を借りられるか借りられないかというのは
「大学進学は奨学金を借りられることが大前提」と考えているご家庭にとって
いかに重要であるかがわかりますよね。
奨学金の説明会に行くのを忘れたらどうなる?
ですがどんなに親が奨学金を借りることの重要性を感じていても、
子供も同じように感じてくれているかといえば別の場合もあります。
恥ずかしながら我が家の息子がそうでした。
私は息子が高校1年生の頃から「奨学金を借りられなければ大学に行けないからね。」と
奨学金の重要性について伝えてきていたはずなのに
担任の先生が「○月○日に奨学金の説明会があるから、
奨学金を借りる予定のある者は参加するように。」との声掛けを
自分が「奨学金を借りる予定がある者」に該当するか否かわからず
スルーしてしまっていたのです!
そして私もこれまで奨学金について息子に言い続けてきたので、
学校から奨学金についての話があれば間違いなく息子経由で耳に入るだろうと
「息子任せ」にしてしまっていました。
気付いたときは時すでに遅し。
予約採用の結果が出る時期になっていました。
私は勝手に「奨学金の資料は生徒全員に配られるだろう」と思っていたのですが実際は、
奨学金説明会に参加することで資料をもらえるようになっていたため、
参加しなければ奨学金の予約の申し込みが出来なかったんです。
奨学金の説明会に行かなかったら借りられないの?
とはいえ説明会直後の数日以内に気付いていれば、少なくとも
奨学金担当の先生にお願いすれば申込書類をもらえたのではないかと思います。
いかんせん私が気付いたのが11月でしたので、もうどうすることもできませんでした。
その時の私はまだまだ奨学金についての知識が浅かったため、目の前が真っ暗になりました。
「どうしよう、大学進学させられないかも・・・。」
と半ばパニックになりかけましたが、その時高校の先生より
大学入学後に申し込める「在学採用」というのがあると教えていただき
何とか気を取り直しました。
ただし、予約採用と違うのは最初の奨学金が振り込まれる時期が1~2ヶ月遅くなるということ。
確実に1回目の授業料の振り込みには間に合いませんから
そこまでは持ち堪える資金を準備しなければなりません。
そこさえ乗り越えることができれば最初の奨学金の振り込み時に遅れた月数分が
まとめて振り込まれて何とかさやに納めることになります。
ここで注意が必要なのは、「在学採用も説明会がある」ということ!
そしてこの説明会に参加しなければいよいよ借りられない事態になってしまいます。
奨学金というのは子供本人の名義で借りる借金ですから、
「自分がお金を借りるんだ」という自覚が本人になければお金を貸してはもらえません。
もし高校生の時にうっかり説明会をスルーしてしまったとしても、
チャンスはもう一度ありますが、大学生になって説明会をスルーしてしまうと
奨学金を借りるチャンスは1年後までやってきません。
次のチャンスまでバイト代でお金の工面が出来ればいいのでしょうが、
バイトが大変で勉強する暇がないとなると何のための大学進学かわかりませんよね。
大学進学というのはお金がかかるもの。そしてそのお金を用意できなければ
大学に通うことはできないのが今の日本の現状です。
進学にかかるお金をどうやって工面するかは親子間でしっかり話し合いましょう。
まとめ
奨学金の説明会はいつ頃あるのか、もし説明会に参加するのを忘れたり
説明会に行かなかったらどうなるのかについてのお話でした。
説明会に参加することを義務付けているのはきっと
お金を借りることの重要性を自覚しているということの証明になるのだと思います。
奨学金を借りるためには子供だけ、親だけではなく、
親と子が一体となって色々なことを調べたり計画を立てたりすることが重要です。
その際には卒業後どのような職に就き、どれくらいの収入を得られて、
月々どれくらいの返済額なら奨学金を返していけるか、というところまで
話し合われることをおすすめします。
そうすることでおのずと月額どれくらいの奨学金を借りればよいかが見えてきますよ。
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