将来子供に大学進学をさせたいと考える親御さんは多いですよね。
でも大学進学にはどれくらいお金がかかるのだろうと考えると頭が痛い親御さんも多いのでは?
経済的に余裕がないせいで、進学を諦める子供が増えるのは社会としても切ないですよね。
そこで、教育の機会均等の理念のもと、国として実施しているの「奨学金制度」を利用すれば
全ての子供が夢のために進学を諦めずに済みます。
今回は奨学金の種類についてご紹介します。
奨学金の種類
奨学金は大きく分けて公的なものと民間のもの2種類があります。
公的な奨学金
公的な奨学金というのは、国や地方自治体が母体となって行っているもので、
原資は税金や奨学金の返還金で成り立っています。
地方自治体の奨学金を受けられるのは、
その地域に住民票があることが条件となることが多いです。
そして卒業後、その地方自治体に数年間、
御恩奉公をすることで返済が免除や減額されるものなどがあります。
民間の奨学金
民間の奨学金というのは、一般企業や資産家による出資や、
寄付金による運営で成り立っています。
企業によっては卒業後の進路によって奨学金の返済が免除や減額されるものがあります。
どちらの奨学金にもそれぞれに返済が必要のない「給付型」と、
返済が必要な「貸与型」というのがあります。
給付型の奨学金には返済の義務がなく、つまりは「もらえるお金」です。
一方、貸与型の奨学金は返済が必要で、つまりは「借りるお金」で、
返済期間は借りた奨学金の額によりますが、10~20年になります。
借りるなら返さなくてよい給付型がいいというのは誰もが思うところですが、
残念ながら一定の条件をクリアした人しか借りることはできません。
奨学金の選考基準は成績と家庭の経済状況があるのですが、
給付型はことさら成績が重視されるものが多いです。
ですから大学進学時に奨学金の利用を考えているのであれば、
高校1年生のうちから良い成績を修める努力を続けましょう。
さらに貸与型奨学金のほうには返済時に利息が付かない無利子のものと、
利息がつく有利子のものに分かれます。
これらのことを分かりやすく図にまとめたものが以下になります。
進学に向けて奨学金の利用を考える場合には、
それぞれの奨学金の特徴をしっかりと把握した上で、どの種類の奨学金を受けようかなどを
親子でしっかり話し合っておきましょう。
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