第一種奨学金に関わる成績はいつまでの分で決まる?評定平均の出し方について

奨学金に関わる成績はいつまで? 奨学金

高校へ入学が決まったら、新しくできる友達と過ごす高校生生活を
想像してワクワクしますよね。

ですが本来の本業も忘れてはいけません。

まだまだ先の話に感じることと思いますが、
また3年後には高校を卒業し、新たら道へと進むことになります。

大きく分けると就職して社会人になる道と、
大学や専門学校などへ進学する道がありますよね。

進学の道を選ぶ際に考えなければいけないのがお金のこと。

一般的な家庭の中には「お金の話を子供にするなんて・・・」
というご家庭もあるようですが、我が家では容赦なく
子供たちにお金の話をしまくりました!

だって大学生になって万が一「一人暮らし」をすることになったら、
お金のやりくりだって自分でしなければなりませんから。

入学金や授業料なども、どれくらいかかるのか?や、
家賃や水道光熱費についてもどういったタイミングで
どのように支払うのかなど、具体的に話しました。

それを捻出するために奨学金を借りなければならないこと、そして
よりお得に奨学金を利用するためには「第一種」という
利息のかからない奨学金をつかみ取らなければいけません。

ではその第一種奨学金をつかみ取るには・・・

高校1年生から対策しておかなければいけない理由をご説明します。

第一種奨学金に関わる成績はいつまでのものが影響するの?

奨学金に関わる成績はいつまで?

日本学生支援機構の奨学金の申し込みは高校3年生の5月頃から始まります。

奨学金には利息がかからない「第一種」と、
利息がかかる「第二種」という2パターンがあります。

第二種は誰でも申し込むことが出来るのに対し第一種は
申し込む際に「条件」があるのです。

その条件とは・・・

条件その1.学力基準

高等課程の1年から申し込みまでの成績が5段階評価で3.5以上あること

 

つまり高校間際の成績だけでなく、高校1年生からの定期テストの結果が影響します。

ですから高校3年生になってから進学することを決めて頑張り始めるのでは遅いのです!

高校1年時に将来自分は進学するつもりである、または
進学するか、就職するかまだ決めていない、というのであれば、

進学を選ぶ時のことも考えて、評定が3.5以下にならないよう取り組んでおきましょう。

条件その2.家計基準

世帯人数により決まっている家計基準以内であること

 

例えばサラリーマンのお父さんと、お母さんと子供が一人の場合

世帯人数は3人となり、給与所得の上限額は657万円となります。

※詳しくは日本学生支援機構

 

万が一予約採用で第一種が不採用となっても、
入学後の在学採用で再び第一種に申し込むことが出来ます。

その際の学力基準は、高校2年生から3年生時の成績が5段階評価中3.5以上
ただし専門学校の場合は5段階評価中3.2以上となります。

評定平均の出し方

奨学金評定平均の出し方

では評定平均はどのように出すかをご説明します。

評定平均は、各教科の平均ではなく、全ての合計の平均になります。

つまり評定平均の出し方は、

全科目の成績(5段階評価)を足し合わせて、科目の数で割ったもの

となります。

例えば全部で教科数が9あったとして、
3つの教科で2がついてしまったものの、
それ以外の教科が全部5だった場合。

2 + 2 + 2 + 5 + 5 + 5 + 5 + 5 + 5 = 36 ÷ 9 = 4

となるため、評定平均は「4」になります。

ただし、10段階評定の高校の場合には、
5段階評定に直してから算出する必要があるのですが、
5段階に直す際の方法が学校によって違いますので、
算出方法を各学校で確認してから評定平均を計算しましょう。

まとめ

第一種奨学金に関わる成績は高校在学中は、
高校1年~奨学金申し込みまでの成績が5段階評価で3.5以上あること

評定平均の出し方は、全科目の5段階評価の成績の合計÷科目数

子供たちが進学希望でなければ私も奨学金について
これほど調べることはなかったと思うのですが、
子供たちは二人とも大学進学を希望していたこと、そして

私は子供が高校1年生の頃から奨学金について調べていたので、
「評定平均3.5以上」というのは子供が1年生の時点から
ずーっと言い続けていました。

「将来の返済額を少しでも減らしてあげたい」との思いからです。

高校1年生や2年生にとっては進学や奨学金は
まだまだ先のことで、自分には関係ないと感じるでしょうが、
進学の準備は高校1年時から始まっているということは
覚えておいたほうがいいですよ!

それにこれは完全に私の個人的な見解ですが、
環境が許すのであれば、大学生活は経験しておくべき!と思います。

高校よりもさらに全国から生徒が集まる大学で友人関係を築くことは、
高卒で社会に出た人に比べて、その後の人生の幅が違うと感じるからです(経験談)。

「私は勉強は嫌いだから高校卒業後は就職する!」と思っているのであれば、
大学へは「全国区の友達を作りに行く」「大学でしか経験できないキャンパスライフを経験する」
というように、勉強以外の目的をもって進学してもいいのではないかと思います。

高校を卒業して大学へ進学するのはスムーズですが、
一度社会に出てから再び大学進学を目指すのはなかなか大変なこと。

ですから進路はいつでも方向転換できるように、評定は3.5を下回らないようにしておきましょうね。

 

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